万年こたつ

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【薬】献血アルブミンとラシックスの投与の順番は?

看護師にタイトル通りの質問をされてわからなかったので調べてみました。

 

製薬会社に問い合わせ確認したところ、

 

献血アルブミンを先に投与し、そのあとラシックスを投与する

 

とのことでした。

 

 

 

その場はそれだけで切り抜けれたのですが、今後のためにまとめます。

 

 

まず、アルブミン+ラシックスの組み合わせは重度の浮腫にたいして使用されることが多いようです。

 

 

①浮腫とは?

浮腫(むくみ)とは血管内の水分が血管から組織に過度に移行し、細胞外に水分がたまった状態を指します。

 

一日中立ちっぱなしでいると足がむくんだりするのは、足の筋ポンプ機能が低下し、下半身に血液がたまった結果、水分が血管外に出た結果起こります。

 

血液の循環が鈍くなること以外にも原因があります。

 

 

血管内の水分と血管外の水分が偏らずに保っているのは、互いの浸透圧が等しいことも要因の一つです。

 

しかし何らかの原因で血管内のタンパク質濃度が低下すると、浸透圧を平衡に保つために血管内の水分が血管外に逃げてしまい、浮腫が生じます。

 

他にも腎臓が悪くて水の排せつが上手くいってなかったりなども。

 

②アルブミンとは?

アルブミンは血漿タンパク質の60%を占める最も量の多いタンパク質です。

 

アルブミンは肝臓で作られますが、肝機能が低下し十分な量が作れないとき低アルブミン血症になります。他にも様々な病気や出血、食事が取れなかったりした時も起こるようです。

 

低アルブミン血症になると上述したように浸透圧が低下し、血管外に水分が移行して浮腫になります。

 

浮腫の治療薬は利尿薬

浮腫の治療法として、利尿薬を用いて余分な水分を出してしまう方法があります。

 

ラシックスはループ利尿薬であり、まさにこのために処方されています。

 

しかし尿は、血管が腎臓を通過する際に水分や老廃物をろ過することによりできるため、血管の水分が少ないと利尿薬を使用しても期待するほどの効果が得られないときもあります。

 

そこでアルブミンと併用します。

 

高張アルブミン製剤を血管内に補充することで血漿浸透圧を上昇させ、血管外の水分を戻すことができます。

 

血管に水分が戻ったところで利尿薬を使用すると利尿薬の効果が十分得られるという訳です。

 

 

参考HP

血液製剤について/一般財団法人 日本血液製剤協会

輸血情報/日本赤十字社 

国立病院機構 熊本医療センター

おしっこ元気ですか?/大阪府立急性期・総合医療センター 腎臓・高血圧内科