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万年こたつ

本や漫画の感想がメインの雑記ブログ こたつに籠って本を読んで生きていきたい

【薬】デ・エスカレーション療法って何?

薬剤師関連

 

「デ・エスカレーション療法」とは適切な抗菌薬使用で用いられる言葉です。

 

 

感染症治療において抗菌薬は必須の薬です。

 

しかし感染症と一言で言っても原因となる菌には様々なものがあり、それに対応する抗菌薬もペニシリン系、セフェム系、ニューキノロンなど数多くあり、原因となる菌に効果のある抗菌薬を選択する必要があります。

 

 

 

抗菌薬がどれくらいの種類の菌に効果があるかを示すものとして「抗菌スペクトル」というものがあります。

 

抗菌スペクトルが広い抗菌薬はだいたいの菌に効果がありますが、だからといってそればかっかりを使っていいわけではありません。

 

抗菌薬をだらだらと長期間使用していると、その抗菌薬が効かない耐性菌が出現する可能性があがります。

 

もし耐性菌が大量に生まれてしまったら…

 

新たな抗生剤を開発するまで止めることはできなくなってしまいます。

 

そのため抗生剤は適切な種類と期間を守って選ぶ必要があるわけです。

 

 

はじめから感染症の原因となる菌が分かっていればそれに適した抗菌薬を使えばいいのですが、分からない場合は検査をして原因菌を特定しなければなりません。

 

が、特定までには72時間ほどかかります。その間何もせずただ菌が増え続けるのを見過ごすわけにはいきません。

 

デ・エスカレーション療法とは、

 

菌が特定されるまでの間はどんな菌でも対応できる抗菌スペクトルが広い抗菌薬を使い、

 

特定されたあとはそれに適した抗菌薬に切り替える方法です。

 

こうすることで高性能の抗菌薬を無駄に長く使わずに治療することができます。

 

 

参考HP

エンピリックセラピーとディ・エスカレーション/役に立つ 薬の情報 ~専門薬学~

デ・エスカレーションって何/I.C.T Monthly 阪大病院I.C.T

抗菌薬使用の新しい考え方/I.C.T Monthly 阪大病院I.C.T