万年こたつ

こたつに籠って本を読んで生きていきたい

【漫画】しっかりもののOLとぐーたら漫画家の同棲生活『2DK、Gペン、目覚まし時計。/大沢やよい』

みなさんは百合漫画を読みますか?

 

少し前「やがて君になる」という月間コミック電撃大王で連載中の女子高生百合漫画がすごい話題になりました。

 

あの作品も面白いですが、今回僕が紹介するのは社会人百合漫画です。

 

 2DK、Gペン、目覚まし時計。

 

百合と言っても女の子同士が恋愛感情前回でラブチュッチュしているのではなく、ルームシェアしている友人関係の女性二人を中心に描かれるがほんわか日常漫画です。

 

始めの方はキュンキュンするわけでも腹を抱えて笑えるわけでもないけどなんか癒される~って感じなんですが、そこから徐々に恋愛の要素が強くなってきており、どんどん面白くなっています。 

 

第3回次に来るマンガ大賞にノミネートされていて注目が集まってます。

第3回 次にくるマンガ大賞

 

 

 

『2DK、Gペン、目覚まし時計。』のあらすじ

家事も仕事もバリバリこなし会社の女性からは憧れの的として見られるOL:香月奈々美と、年上なのに子供っぽく、漫画家デビューを目指す(要は無職):藤村かえでの二人の共同生活を綴った緩い漫画です。

 

オンでもオフでもしっかりものの奈々美ちゃん。欲望にまっすぐで生活能力皆無のかえちゃん。

 

正反対な性格の二人ですが、奈々美ちゃんは世話好きでご飯つくってあげたりすることが楽しくて、かえちゃんは奈々美ちゃんのおかげで生きていけるというWin-winの関係なのでしっかりと成り立っています。

 

そんな彼女らを中心にしつつ仕事仲間ので女性たちとも繋がっていき、LikeとLoveの間をさまようさまを微笑ましく読むことのできる漫画です。

 

 

LikeとLoveの間を揺れ動く

こういう同性愛の漫画だと「自分は女性が好き」と認めはじめっから好きな子に猛烈アピールしたりするのが多いように思います。

 

しかしこの漫画では奈々美ちゃんが彼氏に振られるところから物語は始まります。

 

上京したため遠恋となった彼氏に振られ、そのときに「女が好きなんだろ」と言われてしまう奈々美ちゃん。確かに同性が好きということは事実なんだけど、一緒に住んでるかえちゃんには全くそんなつもりはない。

 

キスしてもおかしくない場面でもそういう気にならず、あくまで良いルームメイトとしてこれまで過ごしてきてこれからも過ごしいくだろう・・・と思っていたのですが徐々に奈々美ちゃんの中でかえちゃんへの想いが変わっていきます。

 

4巻、そして5巻の展開はすばらしい。

 

LikeからLoveに変わっていくところってほんと読んでてきゅんきゅんするよね。

 

方言がめっちゃ可愛い

物語の舞台は東京ですが奈々美ちゃんは博多から上京しており、家にいるときは博多弁になります。

 

このギャップがほんと可愛い。

 

「なんや私一人でもやれるっちゃよ!人って成長するものなんね!」

「バリうまかよ!!かえちゃんもはよ食べんね ヤバいこれ!」

 

方言女子っていい。すごくいい。このオンとオフのギャップが素晴らしいです。

 

そして方言女子は奈々美ちゃんだけではないんです。

 

二人の関係に大きく変化を与えるキーパーソン:葵さんは京都弁の年上女性。

 

「せやったら今日もデートやん 2回目やな」

「『寝る』って聞いて何考えててん?」

 

と京都弁も負けず劣らずの可愛さです。(葵さんの大人の余裕が好き)

 

方言女子良いよね!

 

 

主人公の周りの人たちの関係も

類は友を呼ぶということわざがありますが、この漫画には互いの仕事仲間など二人い画の女性も登場します。

 

そして彼女らもLikeとLoveの間を行ったり来たりしていて、巻が進むごとに百合の人物相関図が徐々に大きくなっていってます。

 

奈々美の職場にいるカタカナをよく使って意識高い系のルー子。

漫画の連載を競い合ったり互いのアシスタントをして助け合う最年少のこゆきちゃん。

手のひらで転がす魔性の年上女性の葵さん。

そして最新刊では奈々美の学生時代の後輩で一途に想っていた万尋ちゃん。

 

といろんな女性が出てきます。

 

それぞれ違ったタイプで、彼女らの大部分も始めっから女性が好きというわけではなく、ルー子はバリバリ仕事のできる奈々美への憧れから、こゆきちゃんはライバルだったかえでとなんやかんや交流していくうちに徐々に意識していきます。

 

彼女らの気持ちの揺れも気になります。

 

 

ガチレズみたいな濃い百合漫画ではなく、ソフトな雰囲気の社会人百合漫画。この分野ちょっと気になるなーって人は読んでみてください。

 

試し読みできます

 

seiga.nicovideo.jp

 

このゆるい雰囲気が好きな人はきっと読みだしたら止まらないはず。

 

 

 

 

おまけ

作者の大沢先生が意識高い系OL:ルー子のありがたい(笑)お言葉をイラストとともにあげています。

 

じつはひそかな楽しみだったり。