読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

万年こたつ

本や漫画の感想がメインの雑記ブログ こたつに籠って本を読んで生きていきたい

【同人誌感想】吸血鬼同士のバトルが熱い『砂金の街の吸血鬼/貴城はつ』

同人誌感想

f:id:Ftype:20161201180732p:plain

 

「王女と吸血鬼」に引き続き「砂金の街の吸血鬼」も読破。

 

短いながらも濃い内容で満足。

 

 

本の詳細・あらすじ

砂金の街の吸血鬼/貴城はつ

 

舞台は世界の果ての果て
アメリカ合衆国西海岸、カリフォルニア州
欲望と夢が積み上げられた摩天楼、サンフランシスコ。
〝ゴールドラッシュ〟と名付けられた前代未聞の狂騒は
この辺境の地に新たなる世界を築き上げた。

 

その欲望の甘美な芳香に吸血鬼が誘われたのは
きっと、必然であったのだろう――

 

ホーグーモント男爵レミリア・スカーレットは
遂にサンフランシスコの土を踏む。

 

そして、彼女に出会ったのだ。

 

東方紅魔郷前日譚西洋伝奇時代小説 ――
「砂金の街の吸血鬼」
少女は、咆哮する。

 

 

 特設サイト⇒vampire-in-eldorado

 

 

 

 

100Pとは思えない重厚さ

この作品は前作の「王女と吸血鬼」の半分くらいのページ数でだいたい100頁です。

 

前作の半分くらいの厚さだったので最初手に取った時に思ったのは「もうちょっとボリュームが欲しいなあ」でした(活字本はある程度ボリュームが欲しい)

 

でもそんなのは杞憂でした。

 

そこには凝縮された物語があり、読後はおなかいっぱいでした。

 

その辺の小説の2倍くらいの濃さです。今回もどれだけの資料を読み込んだんだって驚くばかり。

 

ファンタジーと西洋史が混ざり合う世界観

前作はレミリアは一人の騎士として描かれていて、時代も作中で起こる出来事も東方要素がなくても成立しそうな西洋小説でした。

 

しかし今回はレミリアは吸血鬼として描かれています。

 

あの頃はストリゴイだったがついにドラキュラへとなったレミリア。

 

日常も戦闘も吸血鬼の能力をフルに使っていました。

 

背景描写もだけど、戦闘描写も状況説明がわかりやすく絵が浮かんできます。自身の血液でランスを精製する場面は前作を読んでるとぐっときます。

 

そしてこの話もカリスマがすごい。 

 

このレミリアは「吸血鬼はかくあるべし」みたいな理想を持っていてそれに殉じてるからかっこよさが際立ってる。

 

 

紅魔館メンバーのとの邂逅

そして今作ではついに紅魔館のメンバーとの出会いが描かれています。

 

ゴールドラッシュが巻き起こるサンフランシスコに降り立ったレミリアは、そこで夜な夜な人を襲う吸血鬼の噂を聞きます。

 

 レミリアの前に吸血鬼として現れるのは誰なのか。

 

序盤からヒントが与えられるので吸血鬼の正体は想像ついたのですが、なぜ彼女がその地にいるのか。

 

そして何よりなぜ吸血鬼と噂される存在なのか。

 

そこへどう繋げてくるのかが気になって一気に読みすすめました。

 

太陽の光に憧れる吸血鬼。

 

ラストのオチも、上手に原作に落とし込んできて読んでてすっきする終わり方でした。

 

 

 

次作の「ストリゴイの夜」はプレビュー版は出てますが、一気に読みたいので新刊がでるまで我慢我慢…。

 

関連記事 

typenitro.hatenablog.com

 

typenitro.hatenablog.com