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【同人誌感想】藪をつついて蛇が出る『宇佐見蓮子は星が怖い/Escape Sanctuary』

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この冬に出た「幻想少女恐怖シリーズ」の最新作。

 

メロブ店頭に置いてあると思ったら総集編しかなくて慌ててネット注文しました。

 

なんかもう在庫なくなったみたいなので買えてよかったです。

 

 

本の詳細・あらすじ

宇佐見蓮子は星が怖い/Escape Sanctuary

 

入手した情報を元に、メリーと共にオカルトの調査をすべく奈良県は三輪山にやってきた蓮子。 道中で結界の境も見つけ、秘された何かへの期待は高まっていた。

夜半に山に侵入することに成功した蓮子だったが、出くわした怪しげな猫を追いかけているうちにメリーとはぐれてしまう。 星と月から位置と時刻を割り出す力を頼りに、合流するべく夜空を見上げるが、猛烈な不快感

――そして、まともに位置も時間も分からないという現実が彼女を襲う。

自分がどこにいるのか分からない。 今がいつなのかさえ分からない。

星空の下ではあり得なかった感覚に混乱する蓮子は、延々と変わらない風景の続く三輪山を彷徨い、疲弊していく。 やがて朝を待ちわびるようになるも、彼女を待っていたのは太陽ではなく、さらに理解を超えた、祈りをも砕く現実だった。

少女たちの「最も恐ろしいもの」について述べた、各巻完結型・幻想少女恐怖シリーズ第11弾。

 

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公式HP⇒宇佐見蓮子は星が怖い | 想像の巷

 

通販も店頭委託もすべてなくなってしまってので急遽ダウンロード販売も初めてくれました。 ⇒ [Escape Sanctuary] 宇佐見蓮子は星が怖い

 

 

 

所詮は無力な人間なのだ

藪をつついて蛇が出るといいますか、分相応をわきまえなかった結果、蓮子は恐怖のどん底に落とされます。

 

作中で蓮子も痛感してました。

 

秘封倶楽部の二人は確かに特殊な目を持っている。

 

それによって普通の人には見えないものが見えたりできます。

 

 

でも、見えるだけなんですよね。

 

 

暴こうとした謎が牙を剥いてきたとしても、それに対抗できる知識も力もないただの人間です。

 

 

今回蓮子は、とある山の謎を暴きにきます。

 

たいした山ではないと服装はもちろんのこと

 

夜なのにライトは携帯のライトのみという、山をなめきった装備で探索をします。

 

「今まで自分は危険な目にあったことがなかった」、「自分の目があればこんな小さな山で遭難するはずがない」

 

そんな過信が蓮子を進ませましたが、結果はまあ読んでからのお楽しみ。

 

どうしようもない絶望感がひしひしと伝わってきて面白かったです。

 

 

恐怖の原因が見事

このシリーズは、ほんとは別の原因があるのに当人が「自分の能力が異常をきたした」と誤認することから起こるパターンが多いのですが、

 

今回の蓮子を襲った悲劇の真相が明らかになった時はなるほどなと思いました。

 

幻想郷にきた時点で蓮子の能力が正常に発動できる保証はないのですが、正常な位置と時間を把握できなくなったことに加え徐々に失われていく視界。

 

そのタイミングで幻想郷に来ちゃったのかーって読んでて妙に納得してしまいました。

 

同時期に出た「秘封探偵」にも通じる部分があって面白かったです。

 

蓮子の異常ってなったら作り手の考えることは似たような感じになるのかな。

 

 

今回も楽しく読めました。次はルーミアだそうで。

 

一緒に買った総集編読みながら楽しみにしてます。

 

 

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