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【ラノベ感想】サーヴァントみんなで迷宮攻略!『Fate/Labyrinth/桜井光』

 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』の桜井光が描く新しいFateのスピンオフノベル。

 

通常はたった一つの聖杯を求めて争い合うサーヴァント達が迷宮攻略のために協力し合うという、ちょっと異色なストーリーです。

 

いろんなシリーズの登場人物が一堂に会して会話を交わすのが良かったのでお気に入りのキャラがいればぜひ。

 

本の詳細・あらすじ

Fate/Labyrinth/桜井光

 

アルカトラス第七迷宮――

世界のどこかに存在し、立ち入るものの全てを喰らい尽すと言われる、悪名高き魔窟。

1991年、東京で起きた聖杯戦争を戦っていた沙条愛歌だったが、亜種聖杯に導かれ並行世界へと意識が飛び、魔窟で目を覚ます。彼女は探索者の少女・ノーマの身体に憑依していたのだった。愛歌はそこで現界していたサーヴァント・セイバーと主従契約を結び、紛い物の亜種聖杯を破壊するため魔窟の奥へと進むこととなる。

行く手を阻むのは数々の幻想種たち、遭遇する新たなサーヴァント――

はたして、愛歌/ノーマは生きて魔窟を出られるのか?

 

「Fate」シリーズのサーヴァントたちがそれぞれの世界から召喚され伝説の迷宮で邂逅する、新作スピンオフノベル!

「Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ」の桜井光と中原のコンビによって、新しい「Fate」の世界が描かれる!

 

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みんなで協力してダンジョン攻略

この話では「亜種聖杯戦争」という特殊な聖杯戦争が行われます。

 

それは迷宮の深奥にある聖杯を求めるために各階層に張り巡らされた敵や罠を回避しながら進んでいく、というものです。

 

聖杯をどうするかは手に入れたものの自由。利用するもよし、壊すもよし。

 

通常の聖杯戦争とは違い召喚されるサーヴァントは4騎。

 

しかも他のサーヴァントとは事情の違う(詳しくはStaynightをやろう!)セイバーを除き、サーヴァントはマスターを必要とせず迷宮内に落ち居ているアイテムで魔力を補充する。

 

バトルロワイアルの聖杯戦争ではなくどちらかというとRPGゲームのような世界観です。

 

「聖杯をどうするか」という目的はことなるものの、迷宮の攻略難易度が高いためサーヴァント4騎は互いの欠点を補いながら一つのパーティーとして行動します。

 

出てくるサーヴァントは表紙にもあるアーサー王(セイバー:Staynight)、ロビンフット(アーチャー:Extra)、メディア(キャスター:Staynight)、呪腕のハサン(アサシン:Staynight)の4騎。

 

サーヴァントだけで見るとStaynightに偏っていますが、この話のオリジナルキャラ:ノーマに憑依した沙条愛歌(蒼銀のフラグメンツ)。さらには別作品のあるキャラクターまで出てきます。

 

普段は争い合うサーヴァント達が手を取り合ったり、作品の枠を超えて交流しているのはFGOのような感じで読んでて楽しくなってきます。

 

特にFGOやってから呪腕のハサンの株が上がりまくりだよね。闇を歩き敵の背後を突くアサシンだけどその性根は高潔なのがすごいいい。

 

今回もいいキャラでした。

 

 

愛歌がいればもう何も怖くない

サーヴァントが協力するだけでも桁違いの強さなので、みんなをまとめる唯一のマスターも規格外。

 

今回はノーマに乗り移ったことで、本来の力を存分に発揮できないと話す愛歌でしたが、それでも魔術師としてのレベルは色位の強さ。

 

何も持ってないのに調理器具を投影し、迷宮に巣食うモンスターを材料にクッキングまでしてしまいます。

 

まさにFate版ダンジョン飯。その料理のうまさはセイバーが満足するレベル。

 

さらに本来は敵対し合うサーヴァントの緩衝材となって一緒に温泉に入ることも…。

 

強すぎてシリアスよりもコメディ色が強かったです。

 

その分ノーマが自虐しまくりのネガティブキャラだったので釣り合いをとろうとしてたのかなーとは思いますが。

 

それでも自虐多すぎて読んでてちょっとげんなりしました。「私は愛歌じゃないから…」ってもうええねん。

 

そのノーマのラストに見せる成長もポイントなのかなあ。

 

最終戦の挿絵はドラゴンボールのセル編かなって思ったのは内緒(笑)

 

 

FGOのシナリオに使えそうなお話でした。

 

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