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【ラノベ感想】この本を読んだのもなにかの縁なんだろう『なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る/野崎まど』

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 ひさしぶりの野崎まど作品。

 

「〔映〕アムリタ」から「2」までは短期間でまとめて読んだのに「2」を読み終わったらやりきった感じがして他の作品に手が伸びませんでした。

 

今作「なにかのご縁」は「2」のあとにメディアワークスから発売された作品です。

 

シリーズもので、現在2巻まで出てます。

 

 

本の詳細・あらすじ

なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る/野崎まど (メディアワークス文庫)

 

お人好しの青年・波多野ゆかりくんは、あるとき謎の白うさぎと出会いました。いきなり喋ったその「うさぎさん」は、なんとその自慢の長い耳で人の『縁』の紐を結んだり、ハサミのようにちょきんとやったり出来るのだそうです。さらにうさぎさんは、ゆかりくんにもその『縁』を見る力があると言います。そうして一人と一匹は、恋人や親友、家族などの『縁』をめぐるトラブルに巻き込まれ…?人と人との“こころのつながり”を描いた、ハートウォーミング・ストーリー。

 

 

 

 

誰かとの『縁』って大事だよね

人と人との繋がりを表すものに「縁」というものがあります。

 

「縁」といっても合縁奇縁、腐れ縁、縁結び、縁切りなどなどいろんなものがあります。

 

関係も恋人同士だけでなく友人や家族、はてはたまたま隣になった人との間にもご縁があったのかもしれません。

 

そんな誰かとの間にある縁を結んだり切ったりできるうさぎさんと、うさぎさんと同じように人の縁が見えるようになった大学生波多野ゆかりくんが今作の主人公。

 

デモンストレーションで切られた自分の縁を結んでもらうために、ゆかりくんはうさぎさんのお世話をしながら周りの人の縁にまつわるトラブルを解決していきます。

 

 

「縁とは人がどうこうできるものではない」

 

その人がどんなに結ばれたいと願ってもその想いの強さと縁が繋がるかどうかは関係がない。

 

意中の人とは縁がなくて、たまたま出会った人とはずっと続く関係になるというのもよくある話です。

 

そんなことはわかっていても、見えてしまったのだからなんとかしてやりたい。

 

そんなゆかりくんの優しさにほっこりするようなお話でした。

 

うさぎさんが可愛い

縁を司るうさぎさんですが、これがなかなか憎めないマスコットキャラでした。

 

ゆかりくんとは言葉を交わし、縁にまつわることや今夜の晩御飯までいろいろ注文をつけるうさぎさんですが、

 

外では猫を被っているため、周囲の人からは愛でられ餌を与えられ悠々自適な生活をしています。

 

テレビを見ながら耳を使って踊りの真似をしたり、耳を使って着せ替えゲームに勤しんだりと自由なうさぎです。

 

大学にある珍妙なサークルに怯えるうさぎさんも可愛い。

 

 

「〔映〕アムリタ」な作品を期待した人には物足りない

野崎まどの作品の印象は「アムリタ」がすごい強くて、序盤はほんわかした話なのにいつのまにかホラーに変わる、最後にはどんでん返しが控えている作品が多い気がします。

 

でも今回は終始ハートウォーミングなお話でした。

 

こういうお話もたまにはいいと思います。

 

でも僕が野崎まどに求めてたのはそうじゃないんだよなあってかんじです。

 

そんなこと言いながら2巻を見つけたら読んでしまうんでしょうけどね。

 

この作品、野崎まどの作品に触れたのも何かのご縁。そういったのを大切にしていきたいです。

 

 

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