万年こたつ

本や漫画の感想がメインの雑記ブログ こたつに籠って本を読んで生きていきたい

連休は長編小説を読んで過ごしませんか?読みだしたら止まらないおすすめ小説

 

どうも。こたつです。

 

今週末からGWですね。みなんはどこかに行く予定はありますか?

 

せっかくの連休だから思いきって旅行する人もいれば、どこ行ってもいっぱいなのにわざわざ遠出なんてしないって人もいると思います。

 

僕ですか?それはもちろん後者です。

 

近場であるイベントに行ってあとは家でゆったりって感じです。

 

だって旅行しようにもどこも高いもん…。わざわざ高い値段の時期に混んでるとこに出向く(しかも一人で)のはちょっと。

 

 

なので多分僕の連休の大半は本を読んで過ごすのだと思います。気になってたけど隙間時間にしか読めなかったあの本この本を一気読み。

 

みなさんも連休だけど特に予定もないというのであればこれを機に本を読んでみませんか?

 

 

 

家にいながら、自分にはできない職業や恋愛、異世界に浸れる読書。

 

ドラマや映画・アニメなどで気になった作品を読むのが一番良いんですが、

 

「いきなり本と言っても何をよんだらいいかわからない」

 

って人のために僕が今まで読んだ中でページを捲る手が止まらないくらい面白かった長編小説を紹介します。

 

せっかくの連休ですから1冊ではなく上下巻に分かれている小説をがっつり読んでみませんか?

 

ではさっそく紹介していきます

 

 

 

 

新世界より

映画にもなった『悪の教典』の騎士祐介が描くダークファンタジーの傑作。第29回日本SF大賞受賞作でアニメ化もされました。

 

人が日常生活で当たり前のように超能力を使い、バケネズミと呼ばれる醜い二足歩行生物を使役する世界の話です。

 

子供から大人まで誰もが超能力(サイコキネシス)を日常で使うなか、主人公の少女:早季たちは校外学習で同級生たちと過去の世界の秘密を知ってしまう。

 

高度な文明を持っていたはずの人類はなぜこのような道を辿ったのか。バケネズミとはいったいなんなのか。

 

顔も思い出せないけど確かにいたはずの同級生たちはどうなってしまったのか。

 

壮大な世界を緻密に書き上げた作品で、どっぷり浸かってしまいます。

 

アニメ化や漫画化もされてますが原作の良さには絶対勝てないのでネタバレなしで原作を読んでほしい。

 

 

DIVE!

爽やかなスポーツ小説が読みたいならこちら。

 

飛込競技にかける3人の学生たちを描く青春小説です。

 

赤字経営に追い込まれたスポーツクラブが今後も継続できる条件はオリンピック候補となる選手を出すこと。

 

平凡だったが柔軟な身体を持ち徐々にその才能を開花させていく坂井。

 

大自然を相手に飛び込みを続けクラブの助っ人として見つけ出された沖津。

 

両親も飛び込み選手というサラブレッドの大本命、富士谷。

 

同じスポーツクラブの仲間でありながらライバルの3人を描くザ・スポ根小説。

 

選手の特徴も狭義への想いも違う3人。誰を応援したらいいかわからないくらいみんな熱いです。

 

 

ワールドエンドエコノミカ

「狼と香辛料」の著者である支倉凍砂がシナリオを描いた同人作品のビジュアルノベル(PCゲーム)「WorldEndEconomics」を加筆し電撃文庫から出版された作品です。

 

ほんとはイラストやBGMが相まって最高に面白いゲームをやって欲しいんですが、PCゲーは…って思う人はぜひ本で読んでください。

 

月面世界を舞台にSF× 世界経済を見事に調和させた作品です。

 

全3巻で、1巻ごとに主人公が子供から大人に成長していき、扱うものも個人の株取引から最後は世界経済までスケールが上がっていきます。

 

剣も魔法も獣耳も出てきませんが、呼吸をするだけでもコストがかかる月面世界でまさに命ともいえるお金を巡って一喜一憂する展開に引き込まれます。

 

同人サークル「SpicyTale」でEposode.1がまるまるダウンロードできるので本を買うのもな…って人はこちらからどうぞ。終わったら続きが気になって本屋に駆け込むこと間違いなしです!!

spicy-tails.net

 

 

冷たい校舎の時は止まる

直木賞も受賞したことのある辻村深月のデビュー作。

 

第31回目フィスト賞受賞作で、心抉られるミステリーです。

 

受験が間近に迫った雪の降る冬のある日、主人公ら8人はいつも通り学校に来たはずなのに学校に自分たち以外の誰もいない事に気づく。

 

扉も窓も開かず携帯も通じない。しかも時計も壊れているのかある一定の時刻を指したまま。

 

考えを巡らせているうちに彼らは重大なことに気づきます。数か月前彼らのクラスでは自殺者が出たのに誰だったかを思い出せない。さらに自分たち仲良しグループは7人じゃなかったのか…。

 

この中に1人死んだはずの人が紛れ込んでいる…?

 

思い出した人から順に消えていくなかで主人公たちは無事に脱出できるのか。

 

自殺した人を突き止めるという謎解きも面白いですが、何より思春期の主人公たちの内に抱える悩みが複雑なのが読んでて面白い。

 

仲が良くてもみんな誰にも言えない今の悩みや過去のトラウマを抱えており、読む時期によって共感する人物が変わる。

 

ラストにどんでん返しもあり僕が辻村作品の虜になった本です。

 

本編のアフターエピソードとして『光待つ場所へ』、『ロードムービー』の2冊の短編集が出ているのも主人公たちのその後が垣間見れて面白いです。

 

 

屍鬼

十二国記の小野不由美が描く日常を侵食していくホラー。

 

文庫本で全5巻なので連休とはいえ読み切ることは難しいかもしれませんが、おススメしないわけにはいかないくらい面白い作品です。

 

人里離れた山奥の村に似つかわしくない洋館が建てられそこにとある家族が引っ越してきます。しかしその家族は村のだれにも挨拶もせずその姿を見た人はほとんどいない。

 

時を同じくして村では村人の死体が発見された。ただの事故として処理されましたが、それを皮きりに村に死が蔓延し始めます。

 

屍鬼とは吸血鬼みたいなもので、生きるために人間の血液を必要とし、血を吸い尽されて死んだ人間は何分の1の確率で屍鬼として蘇ります。

 

驚異の治癒能力をもつ一方、日中は強制的に眠りにつき日光にさらされると肉体が焼けただれるという特徴もあります。

 

屍鬼を殺す方法は治癒が追い付かないくらい失血させること。具体的には心臓に杭を打つ。手足を引きちぎるなどです。

 

平和だったはずの村が徐々に屍鬼に侵食されていく恐怖。そして村に屍鬼がいることがわかってからの人間の屍鬼狩りの恐怖。

 

ホントに恐ろしいのはどっちなんだって思いますがこれ生きるか死ぬかの争いなのね。

 

数年前にアニメ化・漫画化もしてますがやっぱりこれも原作を読むべきです。ちょっと登場人物が多いですが和製ホラーの恐怖を堪能してください。

 

 

 

終わりに

と、いうわけでおすすめの長編小説を紹介しました。

 

漫画化、アニメ化などメディア展開している作品ばかりですが、映像化などをされるとどうしても省略される部分があったり余計なものが追加されたりします。

 

ここはひとつ。原作の面白さを味わってください!

 

長期休暇は読書で別の世界に旅立ってみませんか?