万年こたつ

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【ラノベ感想】ハルヒ要素ほとんどなくてびっくり『俺の教室にハルヒはいない/新井 輝』

古本屋でタイトルに釣られました。

 

そりゃ『ハルヒ』ってついてたらねえ…。

 

内容はほぼ関係なくて裏切られた感じがしましたが地味に続きが展開でした。 

 

ここまでハイレベルな普通は見たことねえぜ。

 

 

本の詳細・あらすじ

俺の教室にハルヒはいない/新井 輝(角川スニーカー文庫)

 

「今日も『涼宮ハルヒ』は来ないみたいだな」教室の一番後ろの席はずっと空席。全く登校してこない謎の美少女がいるって噂だ。俺は前の席に座ってるが、謎も何もない。俺には物語みたいなことが起こるはずはない―。なのに幼なじみのカスガは声優への道を歩み始め、送った帰り道、俺は偶然アニメ脚本家のマコトさんに食事に誘われ、気づけば色々な業界の人達に囲まれていた!?とてもミラクルで苦くて、少しだけ甘い青春の物語、開幕。

 

 

 

 学園モノアレルギーとは!?

 主人公のユウは学生が主人公のアニメが生理的に受け付けられない「学園ものアレルギー」というものを患っていると冒頭で説明があります。

 

またニッチなアレルギーやな…、と思ってたんですが、本編を読み進めていくと意外とまともな内容にびっくり。

 

ハルヒの有名なセリフで

 

「ただの人間には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。
以上。」

 

というのがあるんですが、ユウは夜中に起きた際にたまたまそのシーン(だけ)を見て、「じゃあただの人間の自分はどうしたらいい」みたいなモヤモヤを抱えてしまいます。

 

学園モノってのはだいたい特別な力だったり才能をもった人らが主人公になることがほとんどなので、そういった特別なフィクションと現実の普通な自分を比較してしまうんだろうなあ。

 

ただこの主人公、「学園モノ」以外のアニメは見るのかと言われたらそんなこともなく、彼以外の作中の人物は全員オタクだったりアニメが好きだったりするなか、ユウだけ全然知らない。

 

ガンダムも名前だけ知ってるという無知っぷり。

 

それもう学園モノというよりは二次元そのものに興味がなくて毛嫌いしてるだけちゃうのかと思いますが、そんなユウに面白さを伝えようといろんなオタク知識が合間に挟まってるのが知ってる人には面白いって感じです。

 

普通といいつつモテるのに納得がいく主人公

普通だ普通だと自分を思い込んでいる主人公ですが、1巻だけで2人のヒロイン(実質3人)から好感を持たれています。

 

これがよくあるハーレムものとかの難聴系主人公とかわが道をバリバリ進むようなリーダーシップあふれるようなタイプじゃないのが良かったです。

 

とにかくユウは相手の話をちゃんと聞くんですね。

 

幼馴染のカスガが「声優になりたい」と話しても茶化すことなく応援してあげ、オタク文化に全く興味がないのに、これがオススメと紹介されたらちゃんとその作品を見る。

 

一般人からしたら声優ってどうなのって思う人もいるし、おススメされても上っ面で返事するだけって人もいます。

 

でもユウはちゃんと理解しようとしてます。

 

その辺が実際にいてもモテそうだなあ。相手の好きなことにちゃんと興味を持つってなかなかハードル高いけど、さらっとこなすあたりハイスペックな普通だなと。

 

 

結局幼馴染は負けてしまうのか

1巻は登場人物の紹介で終わってしまったんですが、メインヒロインは二表紙の二人。

 

幼馴染で可愛くて巨乳でユウにだけで声優を目指してる事を打ち明けたカスガ。

 

そしてすでに声優として第一線で活躍してさらにアイドルまでこなす、カスガの憧れの声優でもあるアスカ。胸はそんなに。でも主人公と同じクラスで、しかもユウが初めての友人だという…。

 

今はこの二人がメインです。カスガはずっとユウのことが好きだったパターンだろうしアスカも初めての友人といいつつもコロッと恋心に変わりそうな感じが。

 

しかも二人は同じ職業なわけで、2巻で早速オーディションでバトルみたいです。

 

恋のライバル、さらに仕事のライバルとしてどちらに軍配が上がるのか。

 

気になります。

 

しかも清澄も恋の争いに参加して来そうな気がプンプンします。

 

ドロドロな感じになりそうなので続きが楽しみです。